■初めての快感でした…【36歳/主婦】

中学校からずーっと女子校に通っており、そのまま大人になった私。ついこの間まで、男性経験はひとりだけでした。短大を卒業する頃、親戚の方がセッティングしてくださったお見合いで出会った夫。彼だけに、結婚してからの15年あまり抱かれてきました。

そんな私にとって、長いことセックスは体を使った「おつとめ」でした。夫は優しいのですが、ベッドではとても淡白で、すぐに終わってしまいます。

もちろん快感がまったくなかったわけではありませんし、不満もなかったはずなのですが、三十路に入ってしばらくしてから急に、何だか物足りない、このままおばあちゃんになってしまうのはイヤだと思うようになりました。

そこで、ずいぶんためらったのですが、インターネットで見つけたテレフォンクラブの番号に電話をすることにしたのです。夫も子供もいない平日午後のことでした。

 

私は、運がよかったのだと思います。

最初につながった男性が、私を大きく変えてくれたのです。その方はとても紳士的で聞き上手で、気づけば私、そのころ心の中にあった悩みなどをすべて彼に打ち明けていました。

心の底にある思いを、優しくうんうんと聞いて、受け止めてくれる……私はそんな男性を求めていたのだ、と思いました。それが、この人なんだ、と。

「このままで終わりたくないです。会いたいです」

私は、思わずそう口にしていました。

彼は同じ市内に住んでおり、自営業で時間の融通がきくとのことでしたので、スムーズにお会いすることができました。

電話では「50代半ばのおじさんだよ」と言っていた彼は、確かに会ってみると年相応の外見で、お腹もちょっと出ていましたが、聞き上手なところは実際に会っても同じで……何より、彼の車に乗って連れていかれたホテルでは、これまでに感じたことのない快感を覚え、おじさん体型のことなどまったく気になりませんでした。

初めて「おつとめ」ではないセックスをして、初めて自分の中からあんな声が出てくることを知りました。

 

それからの私は、自分で言うのも何ですが、花がひらいたような感じです。初めての彼と関係を続けながら、もうひとり、やはりテレフォンクラブで出会った若い大学生の男の子とも関係を持っています。

あのとき、思いきってテレフォンクラブに電話をしてよかったと思っています。

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